African_music

知られざる西アフリカの伝統打楽器ソウルウバ

ガンビア共和国のおよそ半数を占めるマンディンカ族の伝統打楽器。

現地マンディンカ語ではタンタンと呼ばれそれぞれに名前があり、1番長い太鼓は「サバロ又はベラン」。ベースの役割の中型の物を「クティロ又はジュンクラン」小型の物を「クティリンディン又はジュンクランディン」と呼びます。3台の太鼓を各自一台片方の手に箸くらいのバチを持ち演奏されます。結婚式や命名式、通過儀礼や農作業といった様々な場面で演奏されています。

今日ではとても国際的になった西アフリカ発祥の伝統打楽器ジャンベや隣国セネガル共和国、ウォロフ族の伝統打楽器サバールとも違う音色を持ちどこか懐かしい哀愁を感じさせる打楽器です。

太鼓に合わせて歌う伝統民謡歌手や各地方に伝わる精霊的な意味合いを持つ日本のなまはげの様な存在であるマスクダンサー、伝統舞踊家等の存在も有ります。主にガンビア共和国、セネガル共和国南部、ギニアビサウの3カ国に渡り文化圏を構築し演奏されています。