ソウルウバ(太鼓)の演奏家は*グリオ家系以外の者が多く門戸が開かれており、より大衆的です。伝統行事をはじめ、通過儀礼やスポーツ、政治、地域の集まりを始め様々な場面で演奏が行われます。
幼少時期の男の子たちにとって日常的な遊びとしてある音あそびですが、青年期に入り本格的にその道に進む者は限られます。親や親戚が演奏家で影響を受けその道に進む者も少なくありません。
伝統的に師匠に仕える場合はコラの実(木の実、食されている。色々な用途がありますが、神聖なものとしても用いられる)を持参し弟子入りし、活動を共にします。日常的な手伝いをすることもあります。
古来より伝わる伝統リズムや民謡、風習を受け継ぎ時には新たなリズムやムーブメントも生み出します。*西アフリカの音楽に関心のある方ならご存知の方も多いと思いますが、西アフリカにはグリオ(フランス語音楽家系)の人々が存在します。
主にコラ(アフリカンハープ)やバラフォン(アフリカの木琴)と言う楽器を演奏し、歌、民謡や語りを交え、古より伝わる歴史やメッセージを現在に伝えます。コミュニティでの役割もありますが現在は主に伝統行事、祝の場での演奏が主です。